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【ソーダガラス】
Na2O−CaO−SiO2を主成分とするガラスで、板ガラス、壜ガラス、食器ガラス等に使用されて おり、生産されているガラスの量の大部分を占めている。歴史的にも技術的にもガラスの基本 である。
概略SiO2が70%〜75% Na2Oが12%〜18% CaOが4%〜13%の範囲で作られている。 この3成分だけではガラス製品として要求される品質を満足できないため、他の成分が加えら れる。
SiO2は最も主要な成分であり、熱膨張を小さくし、強度、化学的耐久性を良くするが、溶融に 高い温度を必要とする。
Na2OとCaOはともに融剤として働くが、Na2Oがより効果的である。CaOは化学的耐久性を良くす るし、熱膨張を小さくし耐熱性を良くする。また“足の短い”ガラスにする。
尚、CaOの一部をMgOに置換することで足を長くすることができる。これはビリの発生予防に効 く。Na2Oは溶解温度、転移温度、軟化温度を下げる。

Al2O3の添加により、溶解温度を下げ、化学的耐久性が向上する。
B2O3は融剤として働き、化学的耐久性を良くする。
As 2O3(亜ヒ酸)は脱泡剤として使われ、高温におけるAsのイオン価が変化する際に放出する 酸素が泡となり、周囲の微小な残泡を引き連れて上昇し泡を切る。Sb2O3も同様の働きをする。 ソーダガラスの原料である珪砂は不純物として酸化鉄を含む。この酸化鉄はガラスを黄緑〜緑 色に着色させる。
この色を物理的に消すのが消色剤で、補色となる色を出すSe(セレン)+Co(コバルト)が一 般的である。Seの発色は雰囲気に影響されやすいので、原料としては高価であるが酸化エルビ ウムを使用することもある。

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